HDD復元までの道のりを咀嚼(そしゃく) ― 2014年04月12日 09時04分56秒
さて、一夜も明けてないが、情報を整理しておこう。
Seagate/Maxtorのある製品のあるシリアル番号の製品はファームウエアの不具合で
突然認識しなくなる問題があった。(2009年頃)
異音はしない。電源をつけるとHDDは回っている音がすることが特徴だ。
突然、ドライブがマイコンピューターに表示されなくなる。
BIOSやUEFIなどパソコン起動初期設定画面でも認識しなくなるので
手も足もでなくなる。
(異音などがして壊れた場合は下記対応をしても直らない可能性が高い)
Seagate/Maxtorのある製品のあるシリアル番号の製品はファームウエアの不具合で
突然認識しなくなる問題があった。(2009年頃)
異音はしない。電源をつけるとHDDは回っている音がすることが特徴だ。
突然、ドライブがマイコンピューターに表示されなくなる。
BIOSやUEFIなどパソコン起動初期設定画面でも認識しなくなるので
手も足もでなくなる。
(異音などがして壊れた場合は下記対応をしても直らない可能性が高い)
Diamondmax22 7200.11はほぼ確実に不具合対象機だ。
ある時期はファームウエアの更新などや不具合品の新品交換などを
やっていたそうだが、新品交換では中のデータが失われる。
ある時期はファームウエアの更新などや不具合品の新品交換などを
やっていたそうだが、新品交換では中のデータが失われる。
私もSeagateに問い合わせたが、2011年で対応は終わってるとの回答。
ネットでデータ復旧サービスを探してHDDを発送して問い合わせたが、
見積もりA: 37万円
見積もりB: 26万円
まあ、技術料って高いわな。しかもデータを本人がどれだけ大事に思ってるかという
価値観も入ってくるし、時間経過とともにデータの復元率が下がっていきますと、
決断をあおられるし、言ってることは間違ってないのだろうけど、ちょっと引っかかったのも事実。
断ると、更に
見積もりC: 10万円
が紹介され、それぞれでの対応日数増加と復元率低下で、かける人件費での
差額と、一応ロジックは通じてるが、価格とはいったい何なのか?と。
すでに見積もりAの段階で、ぶち切れていたので(と言っても業者にではなく
自分のバックアップ不足のふがいなさに対して)、心はすっきり、
だめもとで、自力復元の道を選択。(この時点ではTeraTermでの修復法は知らず)
同世代・同プロダクトのHDDを入手し、基板丸ごと交換を検討。
→個別シリアル不一致で起動しなくなるとのことで、断念。
当時の世のつわものたちは、自力でなんとかしようとする。
ということで、スレを発見。
海門HDDデータ解放を叫ぶ会ネットでデータ復旧サービスを探してHDDを発送して問い合わせたが、
見積もりA: 37万円
見積もりB: 26万円
まあ、技術料って高いわな。しかもデータを本人がどれだけ大事に思ってるかという
価値観も入ってくるし、時間経過とともにデータの復元率が下がっていきますと、
決断をあおられるし、言ってることは間違ってないのだろうけど、ちょっと引っかかったのも事実。
断ると、更に
見積もりC: 10万円
が紹介され、それぞれでの対応日数増加と復元率低下で、かける人件費での
差額と、一応ロジックは通じてるが、価格とはいったい何なのか?と。
すでに見積もりAの段階で、ぶち切れていたので(と言っても業者にではなく
自分のバックアップ不足のふがいなさに対して)、心はすっきり、
だめもとで、自力復元の道を選択。(この時点ではTeraTermでの修復法は知らず)
同世代・同プロダクトのHDDを入手し、基板丸ごと交換を検討。
→個別シリアル不一致で起動しなくなるとのことで、断念。
当時の世のつわものたちは、自力でなんとかしようとする。
ということで、スレを発見。
主にここで私も情報を集めました。カノンの9KE(RS232C-TTL)ケーブルや
秋月電子のFT232RL:USBシリアル変換モジュールなどを使って
HDDのジャンパーピンにアクセスする方法での成功例が挙げられていた。
秋月電子のFT232RL:USBシリアル変換モジュールなどを使って
HDDのジャンパーピンにアクセスする方法での成功例が挙げられていた。
(他のサイトも参照にしましたが、了解を得てないので、後日記載できたらします)
とりあえず、部品を準備。
①延長COMポート:エスジェー株式会社
②HDD基板外し用ヘックスローブドライバー6T:アネックス
③RS232C-TTLレベルケーブル(4線) :ツール工房
④基板への接続用プローブ赤/黒購入 :マルツパーツ
⑤SATA用延長電源ケーブル(改造)+COM用電源ケーブル(自作)
⑥SATA用の電源オン/オフ装置(改造) :玄人志向のHDDケース改造
⑦プローブが不安定だったので、下の写真のように2mmピッチのコネクタを
SCYTHEのファンコンの温度センサーのコネクタを削り改造して作成(劇的に安定&接触良好)
とりあえず、部品を準備。
①延長COMポート:エスジェー株式会社
②HDD基板外し用ヘックスローブドライバー6T:アネックス
③RS232C-TTLレベルケーブル(4線) :ツール工房
④基板への接続用プローブ赤/黒購入 :マルツパーツ
⑤SATA用延長電源ケーブル(改造)+COM用電源ケーブル(自作)
⑥SATA用の電源オン/オフ装置(改造) :玄人志向のHDDケース改造
⑦プローブが不安定だったので、下の写真のように2mmピッチのコネクタを
SCYTHEのファンコンの温度センサーのコネクタを削り改造して作成(劇的に安定&接触良好)
⑧パソコン側にはTeraTermをインストールした。
Tera Termは、
ボー:38400
Data:8bit
Parity:none
Stop:1bit
Flowcontrol:none
で接続。Portは各自のPCによる。
HDDのジャンパー(4ピン)のSATAコネクタ側から2つを使う。(上写真参照)
配線して、HDD電源を入れる。
TeraTermでCtrl+Zで F3 T> が表示されれば準備完了。
一度、ここで電源を切る。
ここでHDDから基板を外す。ボルトを外して基板を浮かして、
HDD本体への電源をカットする。
ボルト外したらメーカー保障対象外になりますので、自己責任で。
(って言っても保障・サービスなんて、ないんだけどね)
Tera Termは、
ボー:38400
Data:8bit
Parity:none
Stop:1bit
Flowcontrol:none
で接続。Portは各自のPCによる。
HDDのジャンパー(4ピン)のSATAコネクタ側から2つを使う。(上写真参照)
配線して、HDD電源を入れる。
TeraTermでCtrl+Zで F3 T> が表示されれば準備完了。
一度、ここで電源を切る。
ここでHDDから基板を外す。ボルトを外して基板を浮かして、
HDD本体への電源をカットする。
ボルト外したらメーカー保障対象外になりますので、自己責任で。
(って言っても保障・サービスなんて、ないんだけどね)
上の青枠の部分が基板とHDD本体の電源供給接点だ。よって赤丸の
ねじを二つはずし、基板上に転がさないように注意して
基板とHDDの間に絶縁用のカードを差し込む。
(右のねじは緩めるだけでよい)
私はツクモのメンバーカードを使った。テレフォンカードっぽいもので十分だ。
静電気には注意だ。カードを電源接触部に挿入することで、今回は2個ボルトを外すだけで済んだ。
Ctrl+Z
F3 T>/2
F3 2>Zねじを二つはずし、基板上に転がさないように注意して
基板とHDDの間に絶縁用のカードを差し込む。
(右のねじは緩めるだけでよい)
私はツクモのメンバーカードを使った。テレフォンカードっぽいもので十分だ。
静電気には注意だ。カードを電源接触部に挿入することで、今回は2個ボルトを外すだけで済んだ。
Ctrl+Z
F3 T>/2
Spin Down Complete
Elapsed Time 0.153 msecs
と表示されれば正常。(赤字は入力)
ここで、カードを抜いて、ボルトを締めこんで、HDDと基板を元通りに組み戻す。
常時電源オンなので、不用意に基板にボルトやドライバーを接触させると
ショートして、ダイ・ハード状態になるので注意が必要だ。
Ctrl+Zでふたたびコマンド入力モードに入る。
F3 2>U
Spin Up Complete
Elapsed Time 9.824 secs
F3 2>/1
F3 1>N1
F3 1>/T
F3 T>i4,1,22
F3 T>
HDDが回転していく。ここで電源オフにして、10秒以上待つ。
電源再投入後、
F3 T>m0,2,2,,,,,22
Elapsed Time 0.153 msecs
と表示されれば正常。(赤字は入力)
ここで、カードを抜いて、ボルトを締めこんで、HDDと基板を元通りに組み戻す。
常時電源オンなので、不用意に基板にボルトやドライバーを接触させると
ショートして、ダイ・ハード状態になるので注意が必要だ。
Ctrl+Zでふたたびコマンド入力モードに入る。
F3 2>U
Spin Up Complete
Elapsed Time 9.824 secs
F3 2>/1
F3 1>N1
F3 1>/T
F3 T>i4,1,22
F3 T>
HDDが回転していく。ここで電源オフにして、10秒以上待つ。
電源再投入後、
F3 T>m0,2,2,,,,,22
この後、いくつかメッセージが表示され、
・・・・・・
User PartitionFormat Successful -Elapsed Time 0 mins10 secs
F3 T>
と表示されれば、完了。配線を外して、パソコン本体にHDDを接続する。
この辺はスレからたどり着いた32師の手順書を参照した。(感謝!)
ファームウエアをアップデートしようと思ったが、正規サポートは終了してるので
なかなか見つけられない。まあ、またロックしたら同じ方法で解除すればいいから、
まあ、いいか。データのサルベージもほぼ完了したことだし、一安心。
工具や配線で5000円の出費だが、365,000円得したということと、
バックアップの大切さを心底理解したので、そういう面でも非常にプラスな出来事だった。
・・・・・・
User PartitionFormat Successful -Elapsed Time 0 mins10 secs
F3 T>
と表示されれば、完了。配線を外して、パソコン本体にHDDを接続する。
この辺はスレからたどり着いた32師の手順書を参照した。(感謝!)
ファームウエアをアップデートしようと思ったが、正規サポートは終了してるので
なかなか見つけられない。まあ、またロックしたら同じ方法で解除すればいいから、
まあ、いいか。データのサルベージもほぼ完了したことだし、一安心。
工具や配線で5000円の出費だが、365,000円得したということと、
バックアップの大切さを心底理解したので、そういう面でも非常にプラスな出来事だった。
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