Kansas Diary～カンザス日記

さて、19年前の冬、私は札幌にいた。
修士論文の骨子を作って年末年始の
データ整理に向けて着々と進めていたはずだ。
（思い出は相当美化される、、、と言う話だが）

ま、実のところはヒィヒィ言ってプログラムの
バグ修正や理論の理解に追われてた、、。
正月休みなど返上でデータチェックをしていた
コトが懐かしい。

このころ、関西に旅立つことがほぼ決まっていて、
いろいろ、送別会的なこともやってもらった。

その中で、私を送り出してくれた仲間がいた。
今思うと、不思議であり、一期一会だったのだと思う。

大学の仲間でもなく、部活の仲間でもなく、
高校や中学の仲間でもなく、講座の仲間でもない。
年齢も出身も、（当時の通っていた）大学、短大、専門学校
なども全部違う仲間が集まって、私を送り出してくれた。

何のことはない、あるバイトの仲間なのだが。

6名くらい集まってくれた。
アーティスト肌のOさん、
ゲームクリエイター的で研究熱心なOさん
明るいムードメーカーで学生の頃
スキージャンプをしていたAさん
いつも行動が危なっかしい（笑）Nさん
姉御肌で美人のYさん、
新人だったTさん
実際には私と合計７人で
シフトを回していたので、
全員集まってくれたということだ。

しっかり二次会までやってくれて、
19年たった今でもよく覚えている。

もう彼らとは、連絡が取れない状況になっていて、
方々就職先なども様々だろうから、招集かけたり
かかったりすることは、あり得ない状況ではあるが、
これもまた一期一会。

全員がバイト中に毎回必ず書く、
日誌（内容は業務日誌＋自由コメント）が
個性たっぷりで面白かったな。

札幌を出るとき、日本を出るとき、ドイツから戻る時など、
節目節目で、なぜかいつもこの送別会を思い出す。

その度に、新天地、新環境で初心に帰って、進めようと、
自分を鼓舞していたような気もする。

こういうのって貴重な宝だね。