魔術、、、 ― 2008年12月04日 05時58分55秒
さて、私が好きな言葉、文言、格言、ことわざ、物語を記載していく
思いつきで始めたシリーズ?だが、今回は芥川龍之介の作品で
大好きな話を紹介しよう。
本を読みたい方は、ここから下は読まずに購入してください。
主人公は友人の紹介で知り合ったインド人のミスラ氏の家を訪問する
ことになっていた。ミスラ氏はインドで高名な魔術を修得したということで
有名だったが、主人公は今までそれを見る機会を得られず、
今回事前にお願いして、ようやく魔術を見せてもらえるという機会を
得たのだった。
外からは雨音が聞こえ、タバコを吸いながら、
いくつかの魔術を見せてもらい、いたく感激した主人公は
魔術を教えて欲しいと、願い出る。
この魔術を習うには、欲を捨てねばなりません。
それができますか?
主人公は魔術を教えてもらえる嬉しさもあり、できると答える。
そうして魔術修行の日々が始まり、苦労の末、魔術を修得する。
* * *
ある日主人公は、遊び仲間に魔術を見せろといわれ、
いくつかの不思議な魔術を見せる。焼けた石炭を素手で持ったり、
石炭を金貨に変えたり。
そして教えどおり、金貨を石炭に戻そうとするのだが、
ずるい友人に、「欲を捨てるとかいいながら、金貨を一人占めする
気だろ」とあおられて、ずるい友人の提案に乗せられてしまう。
カードで賭けをして、買ったら石炭に戻す、負けたら金貨を
渡す、、というルールだ。
しかし、不思議なことに魔術を使ってもいないのに、面白いように
カードで勝ちが続く。焦りとねたみ、怒りなどでエスカレートする
顔面蒼白の友人が、家も土地も、車も全財産をかけるから、おまえも
全財産を賭けろ!と迫ってくる。
望まない勝負をさせられて、そのずるい友人の全財産が手に
入らないばかりか、正当に勝った分まで、次の勝負で一回
負けたらすべて失ってしまう。
そして主人公は誰にも気づかれないように、少し魔術を使ってしまう。
絶望の友人の前で勝ち誇る主人公が持ったカードの絵が、
どこかで見た顔になり、目の前に出てきた。
* * *
外からは雨の音が聞こえ、騒がしい雰囲気は一転静かな
部屋に戻り、手にもったタバコの灰がまだ落ちずに残っている。
一月以上たったと思っていたのが、実は2~3分の出来事だったわけ
だが、その数分で、主人公は魔術を習う資格がないことを
自ら思い知らされるのであった。
とても大正時代に書かれたものとは思えない=今でも通じる話の
ような気がします。
動物にはない(といわれている)、人間だけの感情の一つ「欲」を
制御することの難しさ、自分でできると思っている自信の危うさ、
脆さ、ちょっとだけなら、、という誰しもがもってそうな気持ち、
人間なら誰しもが持っている心の弱さ、欲というのは
果てしなく、どこかでスパッとあきらめることの重要性、難しさ、
などなど、人によって様々な感想があるかもしれません。
この話は中学時代に、深夜ラジオの朗読(1週間で一作)で
初めて聞いて非常に感動し、それから原作を読んだという
思い出深い物語だ。(雨音などの効果音もあり)
ラジオのテーマ音楽が、クインシー・ジョーンズの
ブラウン・ソフト・シューだ。深夜に聴く、この曲もまた、
また格別だった。(雨の深夜に、一人で聴くのも、いとおかし)
思いつきで始めたシリーズ?だが、今回は芥川龍之介の作品で
大好きな話を紹介しよう。
本を読みたい方は、ここから下は読まずに購入してください。
主人公は友人の紹介で知り合ったインド人のミスラ氏の家を訪問する
ことになっていた。ミスラ氏はインドで高名な魔術を修得したということで
有名だったが、主人公は今までそれを見る機会を得られず、
今回事前にお願いして、ようやく魔術を見せてもらえるという機会を
得たのだった。
外からは雨音が聞こえ、タバコを吸いながら、
いくつかの魔術を見せてもらい、いたく感激した主人公は
魔術を教えて欲しいと、願い出る。
この魔術を習うには、欲を捨てねばなりません。
それができますか?
主人公は魔術を教えてもらえる嬉しさもあり、できると答える。
そうして魔術修行の日々が始まり、苦労の末、魔術を修得する。
* * *
ある日主人公は、遊び仲間に魔術を見せろといわれ、
いくつかの不思議な魔術を見せる。焼けた石炭を素手で持ったり、
石炭を金貨に変えたり。
そして教えどおり、金貨を石炭に戻そうとするのだが、
ずるい友人に、「欲を捨てるとかいいながら、金貨を一人占めする
気だろ」とあおられて、ずるい友人の提案に乗せられてしまう。
カードで賭けをして、買ったら石炭に戻す、負けたら金貨を
渡す、、というルールだ。
しかし、不思議なことに魔術を使ってもいないのに、面白いように
カードで勝ちが続く。焦りとねたみ、怒りなどでエスカレートする
顔面蒼白の友人が、家も土地も、車も全財産をかけるから、おまえも
全財産を賭けろ!と迫ってくる。
望まない勝負をさせられて、そのずるい友人の全財産が手に
入らないばかりか、正当に勝った分まで、次の勝負で一回
負けたらすべて失ってしまう。
そして主人公は誰にも気づかれないように、少し魔術を使ってしまう。
絶望の友人の前で勝ち誇る主人公が持ったカードの絵が、
どこかで見た顔になり、目の前に出てきた。
* * *
外からは雨の音が聞こえ、騒がしい雰囲気は一転静かな
部屋に戻り、手にもったタバコの灰がまだ落ちずに残っている。
一月以上たったと思っていたのが、実は2~3分の出来事だったわけ
だが、その数分で、主人公は魔術を習う資格がないことを
自ら思い知らされるのであった。
とても大正時代に書かれたものとは思えない=今でも通じる話の
ような気がします。
動物にはない(といわれている)、人間だけの感情の一つ「欲」を
制御することの難しさ、自分でできると思っている自信の危うさ、
脆さ、ちょっとだけなら、、という誰しもがもってそうな気持ち、
人間なら誰しもが持っている心の弱さ、欲というのは
果てしなく、どこかでスパッとあきらめることの重要性、難しさ、
などなど、人によって様々な感想があるかもしれません。
この話は中学時代に、深夜ラジオの朗読(1週間で一作)で
初めて聞いて非常に感動し、それから原作を読んだという
思い出深い物語だ。(雨音などの効果音もあり)
ラジオのテーマ音楽が、クインシー・ジョーンズの
ブラウン・ソフト・シューだ。深夜に聴く、この曲もまた、
また格別だった。(雨の深夜に、一人で聴くのも、いとおかし)
睡眠分析(3)、、癖になりそ、、 ― 2008年12月04日 06時42分48秒
さて、今日は細かな時間ではなく、
グラフの山の高さで動きの挙動を分析してみた。
グラフの山の高さ=その時間に動いた回数そのものだ。
ということは高いほど「浅い眠り状態」に近いといえそうだ。
その前に、本日の朝の気分。
目覚ましが鳴った瞬間は、うわ~眠いなぁ、しかも7:10にセットしてるのに
6:40に鳴りよった。何だかもったいない気分たっぷりだったが、
確かに寝覚めは悪くない(取り立てて良くもないが)。
布団でごろごろしていたが2度寝はしていない。
(しようと思ったら2度寝できそうな予感はあった)
→これは、自分がこの時計を使って起きているという時計の機能に
対する期待と思い込みと緊張感で感じているのか、本当に
寝覚めがよいのか、まだ正直わからない。
これまで、まじめに眠ることに関して考えたことがなかったので、
そんな寝覚めの良しあしまで意識していなかった証拠である。
データに戻ると、大まかな山の高さに傾向があることがわかった。
最初は1回、2回程度で、だんだん数が大きくなっていく時期と
逆に減っていく時期だ。よくみると、前日、前々日のデータも山の傾向がある。
ざくっと見ると、4~6回浅い眠りがあったようだ。
回数は山の読み方にもよりそうだ。ちなみに水色の→は自分で追記した。
だから何だどうしたといわれると、その通りだが、
分析・理論考察・仮定・実験・検証・分析・・・というのが大好きな理系には
こういう何の役にも立たないような実験でも非常に面白い。
モルモットは自分!って最高にお気楽ですしね。
寝る前にセットしておけば、起きたらご飯が炊けてる、、みたいな感じ。
追記:
そういえば、夜中一回娘の寝相を直すために一回起きて
寝ぼけながら抱きかかえて場所を変えたことを思い出した。
ということは、多分3時半前後のやつは、REMではなく
実際に起きてたはずだ。それでもなぜ娘の寝相に気づいて
起きたのかは、やはり浅い眠りだったから?
グラフの山の高さで動きの挙動を分析してみた。
グラフの山の高さ=その時間に動いた回数そのものだ。
ということは高いほど「浅い眠り状態」に近いといえそうだ。
その前に、本日の朝の気分。
目覚ましが鳴った瞬間は、うわ~眠いなぁ、しかも7:10にセットしてるのに
6:40に鳴りよった。何だかもったいない気分たっぷりだったが、
確かに寝覚めは悪くない(取り立てて良くもないが)。
布団でごろごろしていたが2度寝はしていない。
(しようと思ったら2度寝できそうな予感はあった)
→これは、自分がこの時計を使って起きているという時計の機能に
対する期待と思い込みと緊張感で感じているのか、本当に
寝覚めがよいのか、まだ正直わからない。
これまで、まじめに眠ることに関して考えたことがなかったので、
そんな寝覚めの良しあしまで意識していなかった証拠である。
データに戻ると、大まかな山の高さに傾向があることがわかった。
最初は1回、2回程度で、だんだん数が大きくなっていく時期と
逆に減っていく時期だ。よくみると、前日、前々日のデータも山の傾向がある。
ざくっと見ると、4~6回浅い眠りがあったようだ。
回数は山の読み方にもよりそうだ。ちなみに水色の→は自分で追記した。
だから何だどうしたといわれると、その通りだが、
分析・理論考察・仮定・実験・検証・分析・・・というのが大好きな理系には
こういう何の役にも立たないような実験でも非常に面白い。
モルモットは自分!って最高にお気楽ですしね。
寝る前にセットしておけば、起きたらご飯が炊けてる、、みたいな感じ。
追記:
そういえば、夜中一回娘の寝相を直すために一回起きて
寝ぼけながら抱きかかえて場所を変えたことを思い出した。
ということは、多分3時半前後のやつは、REMではなく
実際に起きてたはずだ。それでもなぜ娘の寝相に気づいて
起きたのかは、やはり浅い眠りだったから?
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