沢登・アマゴ釣・野宿の思い出2009年03月14日 08時40分14秒

大好きな釣り場
こちらに来る前は、よく渓流釣りに行っていたものだ。
学生の時分は、北海道の積丹半島や京極町、支笏湖、
古平川など、イワナ、ヤマメ釣りによく行ったものだったが、
社会人になってからは、もっぱら奈良県か和歌山県の
山奥の渓流でアマゴ釣りに行ったものだ。

場所は、会社の大先輩が教えてくれた秘密の場所で
何度か一緒に釣りにいき、今となっては思い出深い
場所だ。

早朝、山奥の沢の入口に到着し、薄暗いころから
登り始める。
最初の1.5時間くらいは、沢に沿って山を登るだけだ。
そのうち明るくなってきて、山の傾斜も急になってきて
沢が階段状になってくるころ、釣りが開始される。
アマゴは敏感なので一度引っ掛けて逃がすと、
その溜まり場では、もう次はないと言ってもよい。
そうして、ずっと沢を登って釣り糸をたらすことを
無言で繰り返す。この時は4人で行ったが、無言だった。

時には急な崖を登りながら、釣り糸をたらす。
もちろん釣りも楽しいのだが、周囲の景色と
滝の音、沢の音、鳥の声など全てが心地よい。

夜に拠点になるであろう地点にビールを冷やしておくことも
忘れない。大人の基本だ。
sawa

沢はどんどん小さくなり、渓流の源流に到達するころ、
釣りは終わる。渓流は、多数のむき出しの木の根から
滴る水滴や水をたっぷり含んだ絨毯のような場所から
始まっていることに感動を覚えたものだ。

夕方までに中間地点に戻り(ビールポイント)、夜飯を
簡単に作って、釣った魚も焼いて食べ、ビールで乾杯だ。
fire


このとき山の中で始めてテントなしで眠った。
寝袋はもちろんあるが、沢の上流の傾斜地では
テントも張れないし、重量的にも邪魔という判断だ。
もちろん予定通り、天気もよく、寝袋の中から上を見ると
左右上下から伸びる木々の隙間から星がたくさん見えた。
ほどなく、気持ちの良い眠りにつくことができた。

朝目覚めると、寝袋ごと30cmくらい滑っていて、あと50cm
くらいで、つま先水没、、のような感じだった。
寝坊しなくてよかった、よかった。
いつか日本に帰ったら、また行こうかねぇ。