月末の出張 ― 2009年04月02日 04時38分54秒
さて、本日は月末の出張の計画を練った。
---
”製品展示会”なるものにいくのだが、
意外にこれが難しい。
何が難しいかというと、費用対効果を求められる
企業の活動なら当たり前だが、展示会に行った「効果」の
具現化だ。
製品展示会に参加して
様々な同業製品や新構造・新機能などを
見たり聞いたりするのだが、
下手すると、お祭りに参加するような状況にも
なりえてしまう。
こんなものがありました、あんな機能もありました、
こんな新製品が出てました。終わり。
、、これでは、正直何人もで行く必要はなく、一人代表で
行ってレポートをまとめたら、おしまいという感じ。
いったい展示会に行くことで費やした費用に対する効果は
何だろう?
我々メーカーの人間がすべきことは、
強度計算や図面を書いて新しい製品を作り出し、
顧客にバリューを認めてもらい、対価をもらい
利益を出すことだ。
上流の開発部門の仕事を突き詰めると、最終アウトプットは
完成した図面だ。
実際に部品を依頼したり、買ったり、作ったりする部門は
別の部門で実施するので、「図面の完成」が我々のアウトプット。
その図面の完成のために、日夜、試作や測定、耐久、
原価低減などを実施していると言っても過言ではない。
話を戻すと、開発部門の人間が展示会に行くということの
効果は何か?
これは展示会の様子を写真に撮って報告書を作ることではない。
(他の人に伝えるという意味では大事なことだが)
同業他社の新しい構造や機能を知ったり、写真をとることでもない。
係りの人の説明や解説を聞くことでもない。
他社のカタログを集めることでもない。
これらは単なる準備の資料集めの位置づけだ。
自分なりの回答は、やはり自分の会社の
今までの図面の線一本を変えるという行為に
結びついて、初めて効果への第一歩を踏み出した
ということ、ではないかと。
正直、自分もなかなかこのような目で展示会に
毎回毎回参加していたか、と問うと甚だ疑問だ。
マクロ的な視野で大きな流れをチェックすることや
ミクロ的な視野で細かな新機能、新構造をチェックすることは
今までも実施してきたし、これも大事だ。
しかし、自分の立場で「図面の線」を変えない限り
単なる準備資料集めの段階に過ぎず、効果の種を
植えるところまでは行ってないのではないかなぁ、と。
さてツバイから片道400kmオーバーの地に行くのだが、
今回は上記のようなことを意識してみようと思う。
---
話は変わるが、昨今の市場環境の悪化から
今回の出張は日帰りとなった!というと大げさですが
諸般の都合で自発的に日帰りにした!というのが事実。
今回のメンバーにはかつて、一日4回飛行機を乗り継いで
2000km近くを一緒に日帰り出張したツワモノも
一緒なので、800km車日帰り、あっそ~ふ~んという感じ。
(このときは前後の日の日程がぴちぴちに詰まってたからなぁ)
ということで、月末の出張は「効果」を生み出す意識を
もって臨みたい。
それでは、Au revoir ~!
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”製品展示会”なるものにいくのだが、
意外にこれが難しい。
何が難しいかというと、費用対効果を求められる
企業の活動なら当たり前だが、展示会に行った「効果」の
具現化だ。
製品展示会に参加して
様々な同業製品や新構造・新機能などを
見たり聞いたりするのだが、
下手すると、お祭りに参加するような状況にも
なりえてしまう。
こんなものがありました、あんな機能もありました、
こんな新製品が出てました。終わり。
、、これでは、正直何人もで行く必要はなく、一人代表で
行ってレポートをまとめたら、おしまいという感じ。
いったい展示会に行くことで費やした費用に対する効果は
何だろう?
我々メーカーの人間がすべきことは、
強度計算や図面を書いて新しい製品を作り出し、
顧客にバリューを認めてもらい、対価をもらい
利益を出すことだ。
上流の開発部門の仕事を突き詰めると、最終アウトプットは
完成した図面だ。
実際に部品を依頼したり、買ったり、作ったりする部門は
別の部門で実施するので、「図面の完成」が我々のアウトプット。
その図面の完成のために、日夜、試作や測定、耐久、
原価低減などを実施していると言っても過言ではない。
話を戻すと、開発部門の人間が展示会に行くということの
効果は何か?
これは展示会の様子を写真に撮って報告書を作ることではない。
(他の人に伝えるという意味では大事なことだが)
同業他社の新しい構造や機能を知ったり、写真をとることでもない。
係りの人の説明や解説を聞くことでもない。
他社のカタログを集めることでもない。
これらは単なる準備の資料集めの位置づけだ。
自分なりの回答は、やはり自分の会社の
今までの図面の線一本を変えるという行為に
結びついて、初めて効果への第一歩を踏み出した
ということ、ではないかと。
正直、自分もなかなかこのような目で展示会に
毎回毎回参加していたか、と問うと甚だ疑問だ。
マクロ的な視野で大きな流れをチェックすることや
ミクロ的な視野で細かな新機能、新構造をチェックすることは
今までも実施してきたし、これも大事だ。
しかし、自分の立場で「図面の線」を変えない限り
単なる準備資料集めの段階に過ぎず、効果の種を
植えるところまでは行ってないのではないかなぁ、と。
さてツバイから片道400kmオーバーの地に行くのだが、
今回は上記のようなことを意識してみようと思う。
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話は変わるが、昨今の市場環境の悪化から
今回の出張は日帰りとなった!というと大げさですが
諸般の都合で自発的に日帰りにした!というのが事実。
今回のメンバーにはかつて、一日4回飛行機を乗り継いで
2000km近くを一緒に日帰り出張したツワモノも
一緒なので、800km車日帰り、あっそ~ふ~んという感じ。
(このときは前後の日の日程がぴちぴちに詰まってたからなぁ)
ということで、月末の出張は「効果」を生み出す意識を
もって臨みたい。
それでは、Au revoir ~!
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