展示会の落とし穴2009年04月02日 05時32分24秒

さて、色々な製品展示会に参加した教訓?として
個人的な感想を述べよう。

展示会といえば、モーターショーのように
各社スペシャル仕様とか、フルスペック仕様、
コンセプトモデルなどを展示しポテンシャルを
アピールするのがセオリーだ。

それを、初めていくAさんが見る場合と、複数回各展示会を
回ってるBさんが見るとでは判断が異なる、、という難しさだ。

判断=事実+主観

ちょっと極端な例を書くと、
Aさんは、コンセプトモデルを見て、こりゃすごい!
うちもやっておかないと、遅れをとってしまう!!
メモ、メモ、、、。よし帰ってボスに報告だ!

Bさんは、コンセプトモデルを見て、これは6ヶ月前の
違う国での展示会でも展示されていたな。
コンセプトモデルの周りにある通常製品には特に
目新しいものはないな。お!しかしこっちの通常製品の
方に小さな改良が加えられているな、、
うちの構造の特許を回避しながら、似通った機能を
実現させてるな、、、敵も苦労してんだな、、、。
しかし、敵ながらあっぱれ、このような地道な
改良も大事だ。

話題性と技術力を見せる目的の展示物と、
市販量産品で良く売れるものとは、異なるのは普通だ。

そしてAさんもBさんもどちらも正しい反応だ。

(実際の経営的判断は、もっと具体的な数値データや
根拠、市場調査などなどで、一個の報告書で
方向性は決まらないのでAさんBさんの報告のみでは
大きな影響はない)

問題は権限のある人がAさんのような判断をしてしまった場合だ。

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