ADDIATORって知ってます?2009年04月03日 05時58分38秒

ADDIATOR
さて、先日私のどうでもよい趣味B級キーホルダ集め以外の
道具を紹介したが、
今回も調子に乗って、味のある(と思っている)道具を
紹介しよう。

これはADDIATORといって、機械式の計算機だ。
機械式といっても歯車やモータが入ってるわけではなく
簡単なリンクやメカ的な結合の組み合わせで出来ている。

写真のような足し算を考えよう。付属のタッチペン風の棒で
数字の横の穴を下方向にスライドさせる。
各桁実行する。(撮影用でペン挿し位置違います)
13655と表示された。

2
次に、足す方の数34232を順番に左桁からペンを挿し、
一番下まで下げます。つまり一番左の「3」の横に挿して、
一番下まで下げる、次に「4」の横に挿して一番下まで、、
を繰り返す。(上の写真)
これは桁上がりがない数字の足し算だ。

3
答えの47887に21557を足す計算をする。
3桁目の「5」の横にペンを挿し、一番下まで持っていこう
とすると、途中で止まる。そして赤の「↑」が表示される。
このときは、一番上まで持って行き、横の溝に入れる。
すると1個上の桁が加算される。これを繰り返す。

4
これを繰り返すと、69444という解が得られる。
(かなり、はしょった説明で申し訳ないが、、)

実は、裏返すと引き算ができるのだが、今回説明は省略しよう。


この道具は、私のドイツの職場の前々部長からもらったものだが
調べてみると、1970年代のシロモノらしい。
ここここで紹介されている。

海外では、こういうアンティークな計算機のコレクターが
多数いるようです。

さすがに、私は普段の設計業務に、このADDIATORは
使ってませんけど、スローライフな感じで、私は好きです。

コメント

_ 無碍自在 ― 2009年04月03日 10時26分10秒

初めて見た。
何でも鑑定団に出したら値段が付くかもな。

_ 酔ちゃん ― 2009年04月03日 17時51分38秒

私も商売上の展示会へは行く事がありますが。
メーカーの出展する大規模な展示会は大変でしょうね。
プロの目が各社の製品を比較するのだから。
メーカーもサバイバルの戦場でしょうね。

釣り人のあこがれ、幻の魚イトウは先日淡水魚博物館「アクアトト」で見てきました。美味しそう。

コンピューターの原型か。
むかし磁気テープの計算機ができる前には、穴がいっぱい開いた紙テープであったのを思い出しました。
私の生まれた実家は種鶏卵を産む鶏を何千羽と飼っていました。
その一羽一羽に血統書がありまして、B5くらいのカードにその鶏の血統内容が記載されていましたが、そのカードの4辺に4mmπくらいの穴がランダムに開いていました。どれかの穴に棒を差し込むと同じデータのカードが取り出せる、これがデータの整理に役立ったのでしょうね。

_ TOS/V ZW→無碍自在 ― 2009年04月04日 00時59分42秒

無碍自在さん、こんにちは。
確かに、なんでも鑑定団で値がつきそうですね~。
それでもまだ40年くらいのものですから、もう少し寝かせて見たほうが
よいかもしれません。

こちらは、アンティーク市や、フリーマーケットが多いです。

その昔、浮世絵も日本から大量に流出したらしく、
私のドイツの知り合いで、フラッとそういう市や古物屋に行って
購入している人がいます。

あんまり欲しそうな顔をしないで、興味なさそうに物色して購入するのが
コツだとか。

_ TOS/V ZW→酔ちゃんさん ― 2009年04月04日 01時01分39秒

こんにちは、酔ちゃんさん。

各社が同時に展示会場で開催するので、大きいものでは
一日では回りきれません。
今回はフランスの展示会ですが、ドイツでも各地に会場があり、
ミュンヘンでの展示会がダントツの規模です。

イトウは養殖もされているので、北海道の真ん中あたりで
お店で出していたのを記憶してます。

確かにコンピュータの原型ともいえますね。
私の世代はギリギリでパンチカード(穴あきの紙テープ)
ではありませんでした。
ちょっと懐かしいところで3.5フロッピーディスク、
5インチフロッピーまでは家で使ってました。
8インチフロッピーは学校で見かけた程度。

小学校の頃に、知り合いの家にあったパソコンは、
磁気テープでプログラムを読み込んでました。
カセットデッキで再生すると、ガリガリと雑音しか
聞こえませんでした。

一羽一羽に血統書があるというのも驚きですが、
大量のデータのなかから、必要なものを
効率的に取り出すための工夫というのを古今東西、
色々考えられているのですね。勉強になります。

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