展示会の落とし穴2009年04月02日 05時32分24秒

さて、色々な製品展示会に参加した教訓?として
個人的な感想を述べよう。

展示会といえば、モーターショーのように
各社スペシャル仕様とか、フルスペック仕様、
コンセプトモデルなどを展示しポテンシャルを
アピールするのがセオリーだ。

それを、初めていくAさんが見る場合と、複数回各展示会を
回ってるBさんが見るとでは判断が異なる、、という難しさだ。

判断=事実+主観

ちょっと極端な例を書くと、
Aさんは、コンセプトモデルを見て、こりゃすごい!
うちもやっておかないと、遅れをとってしまう!!
メモ、メモ、、、。よし帰ってボスに報告だ!

Bさんは、コンセプトモデルを見て、これは6ヶ月前の
違う国での展示会でも展示されていたな。
コンセプトモデルの周りにある通常製品には特に
目新しいものはないな。お!しかしこっちの通常製品の
方に小さな改良が加えられているな、、
うちの構造の特許を回避しながら、似通った機能を
実現させてるな、、、敵も苦労してんだな、、、。
しかし、敵ながらあっぱれ、このような地道な
改良も大事だ。

話題性と技術力を見せる目的の展示物と、
市販量産品で良く売れるものとは、異なるのは普通だ。

そしてAさんもBさんもどちらも正しい反応だ。

(実際の経営的判断は、もっと具体的な数値データや
根拠、市場調査などなどで、一個の報告書で
方向性は決まらないのでAさんBさんの報告のみでは
大きな影響はない)

問題は権限のある人がAさんのような判断をしてしまった場合だ。

止まってる機械か、動いてる機械か2009年04月02日 05時43分13秒

さて、今日思いついた「展示会シリーズ」も
ついに第三弾まで続いた。多分これが最終回だ。

私は製品展示会に行くことに反対はしてないし、
むしろ賛成だ。

しかし、やはり機械製品の展示会というのは限界を感じる。
何故だろう、メリットとデメリットを比べてみよう。

メリット
・一つのブースでほとんどのモデルを見ることができる。
・欧州の展示会は一つの町のように広いが、基本的には
 複数の競合他社の製品を見ることができる。
・他社のセールスマンなどから直接話を聞ける。
・新モデルを間近で見ることができる。

デメリット
・売り手の話しか聞けない
・動いてなんぼの、機械だが動かすことはできない
 →振動、騒音、操作性その他は確認できない。
・フルスペックモデルのどこまでが
 実際に販売されてるのかなど区分・区別ができない。
 (本当はサードパーティが作っていて、本体の会社が
 売ってないのに、装着展示されてると、容易に誤解する)

なかなか、機械メーカーでなければわかりにくい
内容になってきたが、全三回で終わりますので
我慢していただきたい。

※もちろん、実際に動かして乗れる展示会もあります。
オランダとかイギリスに。

ただ、いずれにしてもメーカーの開発陣としては、
お客の声を聞かないとだめですよね。
そしてそれは、やはり展示会ではなく、現場や市場を
回らないと得ることは非常に難しい。

※もちろん中間的なお客さんの意見は展示会でも聞けます。
 ディーラーさんとかね。

だから、展示会も大事で、行きますけど、
やっぱり客が現場で使ってる「動いている機械」を
見て、尋ねて、聴いて、そして「図面の線を変える」ことに
つなげる方が、もっと大事なんじゃないかと、、、。

でも、これ展示会のメリットの裏返しを含んでるんですよね。
お客さんは(展示会のように)一箇所に集まっていない!という事実。

足で稼ぐしかないですかね、、、、。
(かくして日帰り数百キロが普通になってくる、、、、)

~~~話題的に若干、マニアックで申し訳ない~~~

イトウって知ってます?2009年04月03日 03時10分47秒

さて、皆さんはイトウって知ってますか?
北の川や湖に生息する淡水魚です。

幻の魚とも呼ばれています。希少種です。
かつては道南や道央にも生息していたそうですが、
道東や道北に追いやられ今では道東でもなかなか
見ることができないようです。
(道*:北海道の地域区分です、念のため)

--
私が学生の頃、縁あってイトウの調査をちょっとだけ
手伝ったことがある。山奥にこもって地道に調査して
いる友人のサポートという位置づけだった。
川を格子状に区分して水温や水深、流速などを測定したりした。
繁殖期のオスが見事に赤くなることや、産卵後の水中の丘陵
など、今考えると、普通は見ることができない貴重な経験だった。

以前紹介したナイフも、もちろん一緒だった。

部活の同期で交代で手伝いに行ったことが
今でも楽しい思い出として残っている。
(寒くてしんどいことも多々合ったが)
もちろん熊出没注意地域。

そんな彼も今は社会人となり、がんばっているようだ。
偶然とは不思議なもので、最近、学生の頃の親友たちと
メールで久久にやり取りしていたのだが今日彼の名前と
コメントが新聞に掲載されていた。

ということで、彼が事務局長をしている HP のリンクを
貼ることにした。


あいつらしいといえば、あいつらしいなぁー。

ADDIATORって知ってます?2009年04月03日 05時58分38秒

ADDIATOR
さて、先日私のどうでもよい趣味B級キーホルダ集め以外の
道具を紹介したが、
今回も調子に乗って、味のある(と思っている)道具を
紹介しよう。

これはADDIATORといって、機械式の計算機だ。
機械式といっても歯車やモータが入ってるわけではなく
簡単なリンクやメカ的な結合の組み合わせで出来ている。

写真のような足し算を考えよう。付属のタッチペン風の棒で
数字の横の穴を下方向にスライドさせる。
各桁実行する。(撮影用でペン挿し位置違います)
13655と表示された。

2
次に、足す方の数34232を順番に左桁からペンを挿し、
一番下まで下げます。つまり一番左の「3」の横に挿して、
一番下まで下げる、次に「4」の横に挿して一番下まで、、
を繰り返す。(上の写真)
これは桁上がりがない数字の足し算だ。

3
答えの47887に21557を足す計算をする。
3桁目の「5」の横にペンを挿し、一番下まで持っていこう
とすると、途中で止まる。そして赤の「↑」が表示される。
このときは、一番上まで持って行き、横の溝に入れる。
すると1個上の桁が加算される。これを繰り返す。

4
これを繰り返すと、69444という解が得られる。
(かなり、はしょった説明で申し訳ないが、、)

実は、裏返すと引き算ができるのだが、今回説明は省略しよう。


この道具は、私のドイツの職場の前々部長からもらったものだが
調べてみると、1970年代のシロモノらしい。
ここここで紹介されている。

海外では、こういうアンティークな計算機のコレクターが
多数いるようです。

さすがに、私は普段の設計業務に、このADDIATORは
使ってませんけど、スローライフな感じで、私は好きです。

サーファーの聖地?2009年04月04日 05時01分27秒

ミュンヘン
さて、私の後輩に夫婦でカヤックを楽しむ二人が
いるのだが、方々でカヤックを楽しんでいるようだ。

その後輩から聞いたドイツのサーファーの話。

ドイツには、ほとんど海がない。ハンブルグなど北部には
あることにはあるが、波をまってサーフィンをするような海はない。

彼らがカヤックの練習場所を探しているうちに
ドイツ人から聞いた情報で、ミュンヘンの
イングリッシュガルテン(庭)にある水路が、
サーファーやカヤックの練習場所となってると
聞いたとのことだ。

写真は、2007年の9月その後輩夫婦とミュンヘンの
オクトーバフェストに行ったときに、会場が激混みで、
尻尾を巻いて、イングリッシュガルテンの野外で
ビールと鶏肉のグリルを食べたときに、撮影したもの。
(な、ながい説明だ、、、)

本当に川(水路)でサーファーが練習していた。
流れも速く、いい感じで波の起伏があるので
うまい人は本当に長い間乗り続けることができている。

ちなみに、場所はこの辺↓(中央部)
http://maps.google.com/?ie=UTF8&ll=48.143332,11.588205&spn=0.004439,0.007532&z=17

あまり上手くない人は、パッと流れに入って、
速攻す~っと流されて、上手い人が乗る、、の繰り返しだそうだ。

関西の室内造波ボディボード場での自分の姿を思い出した
、、、、。(もちろん上手い人じゃない方ですよ)

ようやく通常に戻った?2009年04月04日 05時57分12秒

睡眠分析
さて、夏時間への切り替えから一週間、、、。
ようやく、夜中1時過ぎには眠くなるようになってきた。
(= 冬時間0時相当)


今週は月・火・水と波形が乱れまくっていたが、
木曜の夜(金曜の早朝)にようやくリズムが整ってきた。


金曜の夜、のんびり、ゆっくり、くつろいでいる。
iPod touchで聴いているBGMは、ジム・ジャームッシュの
「DEADMAN」のサントラ、演奏は大御所ニール・ヤング。
フジロックフェスティバルで観たニール・ヤングと
クレージーホースの激しい演奏からは想像できない
情緒的なBGMだ。

「DEADMAN」手前ミソな講評↓
http://www.asahi-net.or.jp/~br4t-ickw/deadman.htm

睡眠の話から、けっこうズレたなぁ。。。

Vignette って知ってます?2009年04月04日 07時00分36秒

Vignette
さて、書きたいことはたくさんあるのだが、今まで
時間が取れずに溜まっていたものを
吐き出すように、書き綴っている。
といってもそれほど即役立つような話ではない。

今宵も(日本は昼間?)、毒にも薬にもならない駄菓子のような
ブログに付き合っていただくことにしよう。

ドイツといえば速度無制限のアウトバーン が有名。
でも実は、ヨーロッパ全土がアウトバーン網でつながっている。
ドイツ以外は基本は有料。ドイツもトラックは有料です。
速度規制も国によって違うので、注意が必要です。
(何回か痛い目に合ってます、、特にスイス、、、)

スイスやオーストリアに高速道路で入国するときは
直前のサービスエリアでVignette(フィグネッテ)と呼ばれる
通行証を買わねばならない。(ドイツはVがFの音)

よくスキーに行ったオーストリアは10日券で8ユーロ弱。
オーストリアのVignette

ホームゲレンデのマッターホルン・ツェルマットへ
行くためには、、スイスに入らねばならない。
(マッターはスイスなので仕方が無いが、、、)
スイスのVignette
スイスは1年券しかない!40スイスフランだ。

かくして、車のウインドウに、毎年の通行証が蓄積されていく。
別に毎年はがせばいいのだが、蓄積貼りをすると、
心なしか、国境で止められず通過が楽と感じる。
2006年以降はほとんど止められなくなった。
「毎年毎年、支払いありがとさん~」という感じなのかも
しれない。

写真は、上から3枚はスイス、一番下はオーストリーの券。
フランス、イタリアは日本のように、ゲートが都度あって、
そこで支払い。
ベネルクスは無料のようだった。(払ったことがないなぁ)

本当に、ヨーロッパは走りやすいですよ。
アウトバーンを日本に持って帰りたいですわ、、、、。

散髪終了!2009年04月05日 05時59分05秒

さて、2週間ほど前から気になっていた、
長い髪だが、、、。

以前も書いたが、
シャンプーの量も増える、
水の料金が高いドイツで洗い流しの量も
増えるなど、男の長髪はあまりいいことはない。

土曜の朝(といっても9時すぎ)に、散歩がてら
散髪屋に向かった。

天気も最高!

iPod touchで元気ロケッツ!を聞きながら
今はもう見慣れてしまったヨーロピアンな
街並みを見ながら、歩く。

陽気な散髪屋の兄ちゃんと(超簡単な)ドイツ語で
会話しながら、どのような髪型にするかを
交渉した。

普段は、別の女の人が切ってくれるのだが、
「左右けっこう短く、上は切り過ぎない程度に短く、
後ろはバリカンでもいいよ」的なことをいうだけで
自動的にカットしてくれたのだが、今回はいろいろ
聞かれた。

以前も書いたが、、
私のドイツ語データベース(つまり頭の中のこと)に
入っているヴォキャブラリーは少ないので
たいていの場合は検索結果は「0件が該当しました」だ。
(長所は検索時間自体が非常に速いことか、、)

2cmくらいきってくれとか調整してみたが、
結局、髪型がたくさん載ってる本で決めよう!という
ことになり、それで決定した。

TVドラマの24の登場人物のトニーアルメイダ風な
髪型を兄ちゃんが指したので、
「ヤー・ダス」(ハイ、これにします)
と、無謀にも返答した。。。。。。

ということで、今自分の中では、トニーアルメイダ風な
髪型と信じている。(痛いなぁ、、、)